自分がいなければ・・・で燃え尽きないように

※こちらの記事は、紹介会社を使ったご転職経験のある
 現役医師から頂いた記事です。
 転職をお考え中の先生方へのメッセージとなっておりますので、
 もしよろしければご参考にして頂けますと幸いです。

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仕事柄、医師は責任感が強いため現場を離れることを
心配しています。

これは研修医時代から患者さんのことを自分の受け持ちだからと
しっかり責任をもつように育成された成果とも言えますが、
家に帰る時間も減らし、土日も休まず病院に顔を出す
ということで、結果として家庭の方がおかしくなったり、
趣味もなく仕事人間になっている先生もみえます。

しかし、老後を考える訳でもなく将来の自分を考えるために
ぜひ時間を取って頂きたいです。
休暇ではなくたとえ半日でもいいから休みをとったり、
病院の中ではなく、改めて一人の社会人として見えなかったものや
一般の人たちの暮らしと違う勤務医の生活はやはり、ややおかしいのです。

当直や連日の残業で疲れたままでの流れ作業では
患者さんにだけでなく、スタッフとのコミュニケーションを
十分にとれなかったりそれによって医療事故を誘発する可能性があります。

医療現場では忙しい人に仕事が回るように出来ているため
仕事量のセーブをすることをしないと、
年々忙しくなるばかりです。

逆に、9時17時の先生の方が人生をエンジョイしていたり、
眼に見えて余裕をもっていたりします。

患者さんのために全てを捧げてしまうのも一つの生き方で、
医師としては最高ですが、一人の人間あるいは
家族の一員としてみると「仕事」という生き甲斐だけでは
長寿社会となった今、やはり趣味のことや余暇を
楽しむように工夫もあってもいいと思います。
家族とのんびり過ごす長期休暇が無理でしたら、
自宅でゆっくりできるお休みを。

忙しい医師にとって長い休暇を取るには、
今の職場で実現するのが難しいこともあります。
それが可能になるようにやはり同僚や上司との調整が必要です。 

一方、疲れてしまったりした場合、やはり当直のない
勤務体制に変わることも一つの方法です。
非常勤の医師は今はどこでも求められています。
通勤範囲を少し広げる事で、今までは無理だった
週休2日の生活が可能になったり、
時間になればすっと自宅へ戻ることも可能なので、
非常勤医師という生活スタイルを選ぶ先生も増えてきているそうです。

もちろん、そういう相談も自分はすべて業者さんに
相談しています。知り合いの先生の紹介も悪くはないのですが、
今ひとつの職場であった時、「今度またお願い」って
言われたりするのは断りにくいもの。

逆に自分はそういう簡単に切れるような関係に
なっておくには 「非常勤」の先についても
相談をするようにしています。

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