※こちらの記事は、紹介会社を使ったご転職経験のある 現役医師から頂いた記事です。 転職をお考え中の先生方へのメッセージとなっておりますので、 もしよろしければご参考にして頂けますと幸いです。
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医師も看護師も含めて、医療職というのはチームで働くと すごいパワーを結集することができて、 重症の患者さんを救うことが可能になります。
残念なことにチームワークや病院で働いている 連帯感がないまま転職したり、長年勤めてきたせいか 新しい職場の人間関係を上手に構築できずに 転職その後すぐさま転職といった病院にとっても 医師にとってもよい思い出にならない不幸な転職を目にしたり耳にします。
日本中の病院が医師や看護師不足で今までになく 転職のチャンスは広がっています。 転職のきっかけは給与や休暇を含む「待遇」だったり 「人間関係」だったり「家庭や本人の事情」いろいろです。 しかし、転職後も人間関係で上手にやらないと 転職してからコミュニケーションエラーによる 医療事故に遭遇したり、不慣れな危機管理で患者さんと 訴訟になってしまわないためにもスタッフ間の人間関係は 非常に大切です。
若手の医師は上司になる医師や看護師さんに 新しい職場のシステムを教えてもらわないとなりませんから、 必死になって溶け込むのにがんばるせいか それほど摩擦を生むことはありません。
もちろん大多数の先生はこういうことは大切だと感じている と思いますが、中間管理職以上の先生の中には 院長先生や看護部長といくら渡りあえても、 部下や同僚と付き合うのに失敗したり、 自分流を無理やり通そうとするあまり、 人間関係構築失敗=再度の転職活動となって 時間がまた無駄になってしまいます。
新しい仕事場に入ったばかりの医師は、 仕事をきちんとこなす事が求められますが、 「何でも教えてもらえて当然・・・」といった態度ではなく、 背伸びをしな いで、「これ教えてくれる?」と尋ねたり「ありがとう」 「おはよう」といった声かけが親しくなるきっかけかもしれません。
スタッフ同士のコミュニケーションがあるところほど、 医師は仕事を行いやすくなります。 信頼できるスタッフの育成もまた、自分たちのスキルを 活かすひとつのアプローチです。
コミュニケーションを増やすだけでスムーズな転職とは ならないかもしれませんが、新しい職場で前の病院と 違うことを言いたてて、「あの先生は文句ばかり」 とレッテルを貼られないようにその辺双方向の コミュニケーションを大切にすることが 新しい職場に「溶け込む秘けつ」かもしれません。
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