この言葉が日本で使われだしたのは、2002年あたりからだそうです。 直訳すると「社会起業家」で、社会貢献性の高い仕事を 補助金や寄付金に頼るのではなく、ビジネスとして成立させるもの という意味で使われています。
例えばタイムズスクエアの近くにある荒廃したホテルを買い上げ改装し、 ホームレスや低所得者の人々に安価で提供することをビジネスとしていて、 実際に利益を出しているそうです。
住所が定まれば生活保護も受けられるということから社会に貢献し かつビジネスとして利益を生みだすものということになります。
アメリカでは多いそうなのですが、以前から私はソーシャルアントレプレナーの方に お会いできることを強く願っていたのですが、 先日すごくラッキーなことに、本当に偶然にもお会いできる機会に恵まれました。
その方は木村志義さんという方で、「ジョイコンサルティング」という 障害者専門の人材紹介会社を経営しておられます。 障害者専門の人材紹介のパイオニアでもあられる方で、 日々障害者の方々の就労を通じて社会に貢献しておられます。
この方とお話させていただいて強く印象に残ったのは
「障害者の人材紹介というとすごく大変なイメージを抱かれますが ”障害”というのは、人が就職する際に誰もがもつ制約の一つにすぎないのです。 例えば、小さいお子さんのいらっしゃる女性が就職する際に 17時までには仕事を終えたい、という制約があるのと全く違いはないのです。」
と”障害”というネガティブなものを人間が誰しも抱える制約の一つとして 捉える発想の転換を自然に行っていらっしゃるということでした。
仕事に限らず物事には2面性があり、考えようによってはいくらでも ネガティブにもポジティブにも捉えることができますが、 それをどのように捉えるかはほんとにその人自身なのだな、と 木村さんのお考えを聞かせていただいて改めて自分の日々の行動を振り返りました。 私もご紹介させていただく医療関係者の方々の色々なご条件を ポジティブに捉えて日々がんばりたいなと改めて思いました。
素敵な出会いに感謝です。
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