コロナ禍のご転職。

リクルーティングスタッフブログ

毎年一番先生方のご転職が多いのが年度末。
4月に入りやっと少し落ち着いてきました。

コロナ禍でご転職は大変なイメージもあるかと思いますが、コロナ前と大きく変わって逆にご転職のチャンスになった一面があります。

それは『遠方でもリモートでご面談ができるようになったこと。』

2年前は一時的にご転職希望の先生が少し減りましたが、こういった影響もあってか今年は例年以上に沢山の先生方のご転職のお手伝いをさせて頂きました。そしてコロナ前と大きく変わって、現在お住まいの都道府県から離れた地域へのご転職が格段に増えました。

こういった経緯の背景には、リモートのWEB会議が普及したことでご面談へのハードルが下がったこともあると思っています。

ご転職を希望される先生方の多くは日々お忙しい中お仕事をされながらご転職先のご検討をして頂きます。
ご興味のある地域でも移動時間などを考えると、2日は面談のために確保しないといけないとなると、なかなか遠方へのご転職は難しかったのが現実でした。

このハードルが下がったことで離れた地域へのご転職がとても増えました。

離れた地域へのご転職の中で、今年特に印象に残っている先生がいらっしゃいます。
印象に残っている理由は、ご転職に際してのご希望が今まで経験した中で初めてだったからです。

最初に条件面などのご希望をお伺いし転職ご希望地域の医療機関に確認を取り始めた時は、ご勤務条件としては正直特に問題がないように感じていました。ただ先生にご提案させて頂く中で、ほぼご希望条件に合うんじゃないかと思う医療機関をご提案しても、先生のお声が最初はそこまで乗り気な感じではなかったのが印象に残っています。

何か他に気になられていることがあるんじゃないかとお話しをお聞きする中で、
「実は・・・」とお話しをお伺いすることができました。

その先生はご自身の強い医療理念をお持ちで、今回のご転職が最後のご転職かもしれないと思われた時に、どうしてもご自身の医療理念と合う医療機関に転職をしてみたいというお気持ちが出てこられたそうです。ただ「今までの医師人生でそういった医療機関には出会ったことがない。」とも仰っていました。

こういう時に私達の長年の経験が生きてきます。

先生からお聞かせ頂いた医療理念と同じお考えで医療法人を運営されている先生を存知上げていたのです。
ただ一つ問題があるとすれば、九州と関西で場所が離れていたことです。

それでも先生にこちらの医療機関のお話しをすると「場所はどこでも良いからぜひ行きたい!」
と仰って頂けました。すぐにWEB面談を組み、当日は先生方同士のお話しがとても弾みました。

医療機関のご提案をしてから5日でご転職が決まったお話しでした。
恐らくこれは常勤のご転職では最短の日程ではないかと思います。

『WEBミーティングの普及で遠方へのご転職も容易になった』
『全てのご転職で、一番大事なのはやっぱり先生のご希望をしっかりお聞きすること。』

この2つがとても印象に残っている2022年春のご転職でした。

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